2. モジュール#

概要#

モジュールコンポーネントは、実行環境上で動作するアプリケーションイメージを提供します。これにより、セキュアプラクティス内でのインタラクティブなシナリオ体験が可能となります。

管理者は、セキュアプラクティスAdminの「シナリオ管理」機能内にある「コンテンツ」または「ガイダンス」のセクションで、このモジュールコンポーネントを呼び出すことができます。呼び出しはJavaScriptを使用して行い、シナリオ内で動的に機能を活用することができます。

表 3 モジュールコンポーネント一覧#

#

コンポーネント名

説明

Win10

Win11

1

デスクトップアイコン

仮想デスクトップ上にアイコンを表示するためのコンポーネントです。このモジュールは、実行可能なアプリケーションイメージは含まれていません。

2

Chrome

ブラウザのGoogle Chromeを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

×

3

Chrome (2024)

ブラウザのGoogle Chromeを仮想的に実行するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

4

Edge

ブラウザのEdgeを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

5

Outlook

メーラーのOutlookを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

×

6

Outlook新規メッセージ

仮想的なOutlookメーラーで新規メッセージ作成ダイアログを表示するためのコンポーネントです。このモジュールは、Outlookモジュールから内部的に呼び出される設計となっており、直接利用することはありません。

×

7

Outlook (2024)

メーラーのOutlookを仮想的に実行するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

8

Outlook新規メッセージ (2024)

仮想的なOutlookメーラーで新規メッセージ作成ダイアログを表示するためのコンポーネントです。このモジュールは、Outlookモジュールから内部的に呼び出される設計となっており、直接利用することはありません。2024年以降のイメージになります。

9

WEB版 Outlook

WEB版メーラーのOutlookを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

×

10

WEB版 Outlook (2024)

WEB版メーラーのOutlookを仮想的に実行するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

11

Gmail

WEB版メーラーのGmailを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

×

12

Gmail (2024)

WEB版メーラーのGmailを仮想的に実行するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

13

Google ドライブ

Chromeブラウザ上でGoogle ドライブの仮想環境を再現するコンポーネントです。

14

Google スプレッドシート

Chromeブラウザ上でGoogle スプレッドシートの仮想環境を再現するコンポーネントです。

15

イメージビュー

受講画面に画像を表示するためのコンポーネントです。このモジュールを利用することで、ユーザーに視覚的な情報を提供したり、シナリオ内で重要な画像を表示することができます。(非推奨)

×

×

16

イメージビュー2

受講画面に画像を表示するためのコンポーネントです。このモジュールを利用することで、ユーザーに視覚的な情報を提供したり、シナリオ内で重要な画像を表示することができます。

17

ビデオビュー

受講画面上で動画を再生するためのコンポーネントです。このモジュールを利用することで、シナリオ内で動画を通じた情報提供や指示が可能となります。

18

「ファイルを開く」ダイアログ

仮想環境上で「ファイルを開く」ダイアログを再現するためのコンポーネントです。

×

19

「ファイルを開く」ダイアログ (2024)

仮想環境上で「ファイルを開く」ダイアログを再現するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

×

20

メモ帳

メモ帳を仮想的に実行するためのコンポーネントです。

21

エクスプローラー

エクスプローラーを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

×

22

エクスプローラー (2024)

エクスプローラーを仮想的に実行するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

×

23

イベントビューア

仮想環境上でイベントビューアを再現するためのコンポーネントです。

24

「ファイル名を指定して実行」ダイアログ

仮想環境上で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを再現するためのコンポーネントです。

×

25

「ファイル名を指定して実行」ダイアログ (2024)

仮想環境上で「ファイル名を指定して実行」ダイアログを再現するためのコンポーネントです。2024年以降のイメージになります。

×

26

WannaCry

マルウェアのWannaCryを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

27

Word

Wordを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

28

Thunderbird

Thunderbirdを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

29

Thunderbird新規メッセージ

仮想的なThuderbirdメーラーで新規メッセージ作成ダイアログを表示するためのコンポーネントです。このモジュールは、このモジュールは、Thunderbirdモジュールから内部的に呼び出される設計となっており、直接利用することはありません。

×

30

Android

Androidスマーフォン環境を仮想的に実行するためのコンポーネントです。

31

iPhone

iPhone環境を仮想的に実行するためのコンポーネントです。

32

ZOOMインストーラー

ZOOMのインストーラーを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

33

PdfMagickインストーラー

架空のアプリケーションのPdfMaickインストーラーを仮想的に実行するためのコンポーネントです。

○・・・ターゲットプラットフォーム上で問題なく利用可能です。
×・・・ターゲットプラットフォーム上で利用すると、アプリケーションの表示がプラットフォームのイメージと一致しない差異が生じます。

利用方法#

セキュアプラクティスAdminの「シナリオ管理」内にある以下のセクションで、コンストラクタを呼び出してインスタンスを生成し、プロパティおよびメソッドを利用できます:

  • コンテンツ > スクリプトブロック

  • ガイダンス > 遷移先 > スクリプト > スクリプトブロック

  • ガイダンス > 遷移先 > オプション > 前処理

  • ガイダンス > 遷移先 > オプション > 後処理

例)

let module = new SieModuleWinDesktopicon();
module.icon = `${SIE_IMAGE_PAT}/icon-notepad.png`;
  ・
  ・
  ・
module.removeIcon();

共通プロパティ#

id#

コンストラクタで指定するモジュールのID。変更不可。

プロパティ値
number

title#

モジュールの名前。仮想デスクトップ上のアイコン名に表示される。

プロパティ値
string

titlebar#

ウィンドウのタイトル。タイトルバーに表示される。

プロパティ値
string

icon#

アイコンのURL。デスクトップおよびタイトルバーに表示される。

プロパティ値
string

isShowDeskTop#

デスクトップにアイコンの表示の有無を指定する。

プロパティ値
boolean
true:表示する
false:表示しない

isWindowOpen#

ウィンドウオープンの可否を指定する。

プロパティ値
boolean
true:ウィンドウを開く
false:ウィンドウを開かない

delayedStart#

ウィンドウオープン時の遅延時間をミリ秒で指定する。

プロパティ値
number
ミリ秒

width#

ウィンドウの幅を指定する。

プロパティ値
number

height#

ウィンドウの高さを指定する。

プロパティ値
number

isClosable#

ウィンドウ右上の×ボタンをクリックした場合に、ウィンドウクローズの可否を指定する。

プロパティ値
boolean
true:ウィンドウを閉じる
false:ウィンドウを閉じない

isResizable#

ウィンドウのリサイズの可否を指定する。

プロパティ値
boolean
true:リサイズ可
false:リサイズ不可

fadeMsec#

ウィンドウを表示する際のフェードイン時間をミリ秒で指定する。

プロパティ値
number
ミリ秒

共通メソッド#

コンストラクタ#

モジュールのインスタンス生成を行います。

引数

  • moduleId : number

    モジュールIDを指定する。シナリオ内でモジュールIDの重複は不可。

戻り値
object
モジュールインスタンス

addOnCreateEvent#

ウィンドウが初回表示時に1回だけ実行されるイベントを追加する。

引数

  • eventFunction : function

    実行するメソッド

戻り値

なし


addOnActiveEvent#

ウィンドウが前面に表示された場合に実行されるイベントを追加する。

引数

  • eventFunction : function

    実行するメソッド

戻り値

なし


addOnResizeEvent#

ウィンドウがリサイズされた場合に実行されるイベントを追加する。

引数

  • eventFunction : function

    実行するメソッド

戻り値

なし