3.1. ガイダンス#

概要#

ガイダンスモジュールは、セキュアプラクティスの受講画面上にテキストを表示するためのウィンドウを提供します。このウィンドウを利用して、シナリオにおけるガイドや登場人物の発言を描画し、ユーザーの進行をサポートします。

セキュアプラクティスAdminの「シナリオ管理」>「ガイダンス」から設定することができます。

また、コンテンツやガイドのスクリプト上では、唯一のインスタンス名 sieGuide を通じてアクセスできます。このインスタンスを利用して、メソッドを呼び出すことで任意のガイドを表示することができます。

各ガイダンスを識別するためのユニークなコードを設定します。このコードはシナリオ内で一意である必要があります。セキュアプラクティスが自動的にコードを採番しますが、ガイダンスを挿入する場合や特定の順序を維持したい場合には、手動で修正することも可能です。

ガイダンスに表示する文字列を設定します。<htm_tag>～</html_tag> の形式でHTMLタグを使用することができます。また ``（バッククォート）で括った部分は、「コンテンツ > スタイル」ブロックで独自のスタイルを指定することが可能です。:

span.sie_guide_accent{ color:#ffea00; }

次に表示するガイダンスやアクションを指定するための方法を設定します。この設定により、シナリオの流れを制御します。

表 5 遷移方法#
#	名称	説明
1	ガイダンス	次に表示するガイダンスを指定します。この設定を利用することで、ユーザーがクリックした際に別のガイダンスを表示してシナリオを進行させることができます。
2	スクリプト	リンクをクリックした際に、任意のJavaScriptコードを実行します。この設定により、カスタマイズされた動作をシナリオ内で追加することが可能です。
3	リンク	リンクをクリックすると、指定されたURLを開きます。外部リソースや関連資料の提供に便利です。
4	画面最大化	クリックすると、訓練画面を最大化します。ユーザーがシナリオに集中しやすい環境を提供します。
5	訓練終了	訓練を終了し、シナリオ説明画面に戻ります。

表 6 アクション#
#	遷移方法	説明
1	ガイダンス	リストから次に表示するガイダンスを選択します。
2	スクリプト	実行するJavascriptとその説明文を記述します。
3	リンク	遷移先のURLを指定します。別画面で開く場合には「別画面を開く」にチェックをいれてください。
4	画面最大化	特別な設定は不要です。
5	訓練終了	特別な設定は不要です。

開始

シナリオ開始時に表示するガイダンスにチェックを入れてください。
高さ

ガイダンス表示領域の高さです。規定は300pxです。全画面表示する場合は「全画面」にチェックをいれてください。
遅延表示時間

ガイダンスを表示するまでの遅延時間を設定します。規定は0msです。
表示位置

ガイダンスを表示する位置を設定します。規定は下です。画面上部に表示する場合には「上部」にチェックを入れてください。
背景色

ガイダンスの背景色を指定します。規定は「#000000」です。
表示速度

ガイダンステキストを表示するスピードを指定します。規定は15msです。英語のガイダンスの場合は文字数が多いため、表示するスピードを早くしてください。
前処理

ガイダンスを表示する前に実行するJavascriptとその説明文を記述します。
後処理

ガイダンスを表示した後に実行するJavascriptとその説明文を記述します。

履修ポイントは受講の開始と終了を記録するポイントです。

開始履修ポイント

履修ポイントの開始位置を指定します。「新規登録」では、新たに履修ポイントを作成することができます。「シナリオ内から選択」では、すでに同一シナリオ内で設定している履修ポイントから選ぶことができます。「全体から選択」では、セキュアプラクティスに登録されている全履修ポイントを対象に選択することができます。
修了履修ポイント

履修ポイントの終了位置を指定します。「新規登録」では、新たに履修ポイントを作成することができます。「シナリオ内から選択」では、すでに同一シナリオ内で設定している履修ポイントから選ぶことができます。「全体から選択」では、セキュアプラクティスに登録されている全履修ポイントを対象に選択することができます。

ガイダンスコード指定してガイダンスを表示します。

引数

ガイダンス表示領域を非表示にします。

ガイダンス表示領域を再表示します。